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お菊と播磨の気持ちが理解不可能!新歌舞伎「番町皿屋敷」の不思議さを書いてみた!

公開日: : 歌舞伎

sara

こんにちは、りりえぴです!

 

2年前の壽初春大歌舞伎・・・

この日は玉三郎さんの「女暫」を見たいが為に、必死でチケットゲットして

(しかも万年3階席のりりえぴが2等席・・・!)

ワクワク楽しみにいってきたのですが、

「女暫」の前には、あの「番町皿屋敷」もやっていたのでした。

 

しかし、「はいい??」と思えるこの「番町皿屋敷」

りりえぴが知っている内容のものとは,

かなり違っており・・

どうしてもブログに書いておきたかった。

 

お菊と主人の関係が、何となく知っている内容と違う様な・・?

後で調べてみると、この番町皿屋敷の物語にも、

色んなお話があるみたいなのですね、、

この時の番町皿屋敷は大正時代に書かれた岡本綺堂という人の戯曲、

新歌舞伎と言われるジャンルの台本を再現した物語でした。

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この時は青山播磨を中村吉右衛門さんが、

お菊を中村芝雀さんがされていました。

 

りりえぴが見たのは、青山播磨とお菊は主人と腰元の関係ではあるけれども

お互い惹かれあっており、身分の違いで結婚することはできないけれど

相思相愛!という設定の物語でした。

(こ、こんなバージョンのお話もあるんだ!とびっくりしたのです)

 

しかしこのお菊、播磨が別の嫁をとるという噂を聞いてしまい、

女心に播磨に対する疑いと嫉妬がもとで、家宝のお皿を割って、播磨の

心を試してみる、ということになり・・

 

家宝のお皿が割れてしまったことで、播磨は驚きとショックを隠しきれずにいますが、

最愛のお菊があやまって割ってしまったと聞き、

お菊にやさしく「そんなことは気にしなくてよい、

それよりももっと自分の近くに居る様に」となだめます。

 

その青山播磨の真心に、お菊はとっても喜びます。

でも本当は、わざと割ってしまったんです。

実はお菊がわざとお皿を割っているところを見たという証言が、青山播磨の耳に入り、

ことの真実をお菊に問い正す青山播磨。

結局お菊はお皿を割ったことを正直に話してしまうのですが、

この時の播磨の反応がまったく理解できなかった・・・

 

播磨は自分のお菊に対する気持ちを、しかもお菊本人に疑われたことが許せなくて、

お菊を手打ちにすることに決めました。

お菊は播磨の本当の気持ちを知って、喜んでご命を絶っていくのですが・・・

その後、お菊を手打ちにした播磨は、その後はひたすら喧嘩三昧の日々に走っていきます。

 

これってどうしてなのか、最初りりえぴにはまったく理解できなかったです。

お菊が播磨の反応を見るために、お皿を割ったのは

播磨が恋しいあまりに出てしまった行動ですよね?

それを理解できない播磨って、、朴念人ですよ・・・

「そうかそうか、そこまで私のことを・・・」

といって、逆に感激こそすれ、「計りにかけようとして、

皿をわったとは、、、もう手打ちにするしかない」

って、一体どうゆうことなんでしょう・・・

これって、、「はあ?」でした。

喧嘩する暇なんてないよ、お菊の命はどうなるんじゃよ!!

 

たったそのことだけで、愛するお菊との日々を投げ打ってまで

男のプライド(ケンカ・・・(笑))を遵守する播磨・・・

 

やっぱり、りりえぴには理解できませんでした、、

これって大義の為に、形式を重んじる、ということなのでしょうか

 

とてもとても後味が悪く 、今でも時々思い出してしまうくらい

「あ~もったいない!!お菊の命も、播磨の行動も、めちゃくちゃもったいなさすぎ」

と思ってしまうのであります。

 

と、思っていたのですが、実はこの「番町皿屋敷」は

もっともっと深い背景のもとに描かれたお話だったのです。

この物語って、あるサイトの方のお話を読んで見て、なるほど・・・

と思えてしまったのでした。

 

歌舞伎素人講釈

 

この方のブログってすごい・・・

もしかして、歌舞伎のファンの方には良く知られているサイトなのだと思います。

(他にも沢山解説が山盛りで、とっても歌舞伎の勉強になります)

 

なるほど・・・と思えてしまったのでありました。

この岡本綺堂というひとが書いた「番町皿屋敷」は、

大正5年という時代で、この時代の空気を取り込んで書いているという事でした。

この物語の青山播磨がなぜ愛するお菊を手打ちにしなくてはならなかったのか・・・

 

愛するお菊を手打ちにしなければならない位、お菊を愛していたということでしょうか。

な、なんだか、この記事を読んで、逆にお菊は青山播磨に手打ちにされた方が

逆に愛が成就した様な、幸せな様な、そんな気持ちになってしまいました。

 

お菊は命をかけて、家宝のお皿を割って、播磨が自分を本当に

愛しているかを知りたかった。

播磨もお菊の命をかけた問いに命がけで答えた。

そして自分もお菊を殺してしまったあと、ケンカに明け暮れて、

いつ死んでもかまわない中に自らが巻き込まれていく。

 

歌舞伎って奥が深いけれども、新歌舞伎というジャンルも

またまた奥が深いのですね

歌舞伎は1603年の江戸時代から始まったけれども、

今に至るまでに色々な時代が流れて、色々な人たちが観ているのですよね・・・

 

この舞台もりりえぴ歌舞伎ファンになって2回目に観る舞台でしたので

やっぱりそこまで奥深く理解することはできなかった~

 

このお話は、ずっとつっかえてたので、とても勉強になりました。

 

 

今日も、訪れて下さりありがとうございました!(´▽`) /

 

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