こんにちは、りりえぴです♪
今週は【十二月大歌舞伎 第三部】玉三郎さんの二人椀久と五人道成寺を観てきました♪
「二人椀久」のあらすじを少し・・・
大阪の豪商椀屋久兵衛が、松山太夫に入れあげ、身代を傾けたために
座敷牢につながれてしまいます。
松山太夫恋しさのあまり、気が狂ってしまい、いつのまにか牢を抜け出してさまようと、
恋焦がれていた松山太夫に再会します。
久しぶりに松山に会えた久兵衛は、ふたりで連れ舞をして、しばしの逢瀬を楽しんだのも束の間、
松山が姿を消してしまい、すべて幻だったと気付く、という物語でした。
今回、椀屋久兵衛は、勘九郎さんがされていました!
玉三郎さんの、松山太夫、背筋がピンと伸びていて、かつらからお顔にかかる後れ毛が
とても美しくて、本当に細部にこだわられているのがわかります。
踊りが張り詰めた雰囲気と、緩やかになる雰囲気と、交互に変化していく様は、
本当に劇場の空気も変化してしまう様な、不思議な感覚になります。
でもって、今回客席から玉三郎さんの手のひらが、はっきり見えてしまいました・・・!
左手がばっちり「ますかけ」の手相でした、、、(汗)
「ますかけ」の手相を持っている人は、(特に左手)天才肌の人が多いそうです・・・!
強運の持ち主で、ご自身の努力でどんどん運を開いていくことができる人だそうです。
やっぱり玉三郎さんは、すごい~♪
りりえぴの永久師匠だ・・(勝手に言っております、、)
そして、「京鹿子娘五人道成寺」です!
今回の娘五人道成寺は、玉三郎さん、勘九郎さん、七之助さん、梅枝さん、児太郎さんです。
この娘五人道成寺は、旧歌舞伎座の歌舞伎座閉場式のときにも、玉三郎さん、福助さん、時蔵さん、
魁春さん、芝雀さんで踊られており、大変な評判を呼んだ舞台だったそうです。
道成寺のあらすじは、幾つもの別バージョンがあるみたいですね。
もともと、この娘五人道成寺に出てくる白拍子花子は、清姫の生まれ変わりで、生まれ変わっても、安珍と鐘が恨めしい、、
という執着執念の怖い話です。
![]() 【中古】 完全保存版 ザ歌舞伎座 /篠山紀信【撮影】,坂東玉三郎【案内役】 【中古】afb |
この道成寺のお話も、地方によって沢山のパターンがあるみたいで、
りりえぴが読んだのは、和歌山県のお話しで、安珍が紀州熊野権現に参拝に向かう途中、お世話になった家の娘が清姫で、
清姫に魅入られてしまうというお話でした。
どうしても嫁にして欲しいと懇願する清姫に困った安珍は、仏に仕える我が身を思って清姫に嘘をついて、
熊野詣が終わったら、必ずここに戻って来ると約束します。
いくら待っても戻ってこない安珍を思い、居ても立ってもいられなくなった清姫は、街道を通る人々に聞いて回り、
安珍が自分を避けて、別の道で帰ってしまったことを確認します。
怒りに燃えた清姫は、凄まじい形相で挙句の果て蛇体となり、安珍を追っかけて行きます。
(ななかまどさんのサイトを参考にさせて頂きました↓)
http://www.7kamado.net/antin-kiyohime.html
こちらには、安珍が隠れて焼かれた鐘の行方も載っており、、とっても怖いです、、
http://www.7kamado.net/turigane.html
なんと、、当時から600年経って、現在は京都の妙満寺に安置されているそうです。
それにしても、今日の舞台は豪華絢爛、とても華やかな舞台でした。
五人の花子が次から次へと登場して、その華やかさに歌舞伎座のお客さん達も、ためいき・・・
玉三郎さんの花子、やっぱりダントツに美しくたおやか、、
でも鐘を気にする玉三郎さんの花子、だんだん険しい表情で、
踊りの途中に絡むように鐘に視線を送る玉三郎さん、、
りりえぴちょっと背中がゾクゾクしました、、
動きが何となくうねうねしていて、鐘を占拠した時の勝ち誇った表情、、正面からキャッチしたかった〜!!
実は、今回初めて3階西の座席を選んでみたのですが、、
次はありえません~(涙)
舞台の約3分の1が見えないー!!(>△<)
しかも肝心な最初の花子、七之助さんの登場が全く見ることができず、お客さんの拍手と掛け声で、様子を伺っておりました、、
まだ幕見席で中央に座った方が、絶対よいです
しかし、今回のチケット、まだあと一枚とってあります♪
その席で再度ウォッチして来ます!
帰りの出口で奥さま達が、「立っているだけで絵になる人なんて、いないわよね〜!」と話しておりました!
絶対玉三郎さんのことだ!りりえぴは確信しました❤️
写真:和歌山県立博物館HPより引用
http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/